2012-01-01から1年間の記事一覧
「尾崎豊がどうでもいいというなら、尾崎ネタの広告ではした金もらうな。言ってることとやってることが違うだろ」と文句つけてきたひとがいるので、説明しときます。 どう文句つけてきたか詳細を知りたい方は尾崎豊について書いた記事のコメント欄を参照され…
「少年隊」で一番見事なのはダンスじゃなくて実は名前なんじゃないかと思ってる。 「少年隊」っていうネーミングも凄い(だって「少年」に「隊」だよ。ショタど真ん中じゃん!)が、錦織一清・東山紀之・植草克秀という名前のバランスが凄いなあと思う。 こ…
1ヶ月くらい前か、Twitterでリストをチェックしてたら、興味深いツイートがRTされていた。 とある、愛されスイーツ女子(の中ではかなり賢いほうだお☆というアピールのひと)のツイート各種と、それを批判するフェミのひとのツイート。 いや、面白かったっ…
何度もここで書いてることだが、歌謡曲というのは流行音楽・大衆音楽・商業音楽である。広い範囲で、多くの人に売れることを目的としている音楽をわたしは「歌謡曲」と定義している。 「多くの人に売る」ということを目的としていない音楽は歌謡曲とは言わな…
ニュース等で、「人気ロックバンドの…」という枕詞が出るたびに「えっ誰?誰?誰が何したの?」とワクテカ状態でニュースに注目してるのに、大概「誰それ知らんわ」という人ばかり報道されてガックリしている人として最低なわたくし。 「人気ロックバンド」と「そう…
「ザ・ベストテン」は1978年1月からTBS系列局で生放送されていた音楽ランキング番組。 終了したのは1989年9月。 番組スタートから、視聴率やシステムが軌道に乗るまで1,2年かかっているから、「80年代物件」と定義していいだろうと個人的に判断。 今この番組…
1980年代後半から90年代初頭にかけて日本は「バブル」期だった。 信じられないぐらいすごい勢いで日本中に金が回っていた。 給料も物価もあがる一方、景気は常に上向きで「今より悪くなること」なんて殆ど誰も考え付かなかった。 オタク業界でさえ金に浮かれ…
戸川純やYBO2、AUTO-MODやG-Schmittなどの日本の80年代アングラ音楽が好きだという外国人が結構いる。 とあるバンドをgoogleで検索してたら、やたらと英語のサイトがヒットするので気が付いたのだが。 アメリカ人だったりカナダ人だったりブラジル人だったり…
日本人には血液中のアルコールを肝臓で分解する酵素を持つ人と、持たない人がいる。 これは縄文人と渡来系弥生人の違いらしい。縄文人(古モンゴロイド)はアルコール分解酵素を持つが、弥生人(新モンゴロイド)にはアルコール分解酵素を持たないタイプがい…
日本の歌謡界には「ラテン歌謡」というジャンルがある。 日本人はなぜか伝統的にラテン音楽が好きなのだ。伝統的といっても戦後のことなんだが。1950年代、ロカビリーやビートルズよりも先にラテン音楽が入ってきて、日本中に大流行したのである。マンボ、ル…
郷ひろみ@ジャパ〜ンは常に全身くまなく映る鏡に己が姿を映し、「お前は郷ひろみでいたくないのか」と自問自答して、あの体型を維持してるんだそうな。 キッツイ話だ。「郷ひろみ」でいるためにはその緊張感を一生持続させ続けなければならないわけで。ここ…
ウォーターフロントというバブル用語がある。 バブル崩壊(1991年)前、異常に流行ったのだ、交通の便が悪い湾岸部の開発が。 東京だと佃島・天王洲・お台場・有明・汐留・芝浦あたり。 このへんの地域が「いま新たなトレンディ・スポット」などとメディアに…
光GENJIは「少年の性の商品化」が露骨だったと前回書いたが、光GENJIに限らず、アイドルというのは「性」の部分も消費される存在である。 70年代の山口百恵に「あなたに女の子に一番大切なものをあげるわ」と歌わせたことや、西条秀樹に「抱いてやる!」と叫…
ショタコンという言葉がある。 簡単に言っちゃうと「少年嗜好」だ。 「少年が好きな人」「少年に萌える人」「少年にハァハァする人(性的な意味で)」と説明すれば、真っ当な皆さんにも通じるだろうか。 真っ当に生きてる皆さんには全く関係のない言葉だ。 …
漫画家のよしながふみが「むかつく」っていう言葉をはじめてマンガのなかで見たのが「ホットロード」だったと、著作の中で発言している。“すごい衝撃で、「そう、私たちこれ使うの!」って思って、なんで知ってんのこの人、ってびっくりした”とも。 私はこの…
バブル期とは実質1986年12月から1991年2月までの4年3か月(51ヶ月)を指すらしい。 たったの4年数ヶ月か。もっと長かったような印象があるのは、ちょうど自分の「女としての市場価値」が一番高かった時代と、バブル期がシンクロしてるからだろう。といっても…
少女漫画にキャラクター化されて描かれたミュージシャンは多い。 最多出場回数を誇るのは70年代グラムロック全盛期のデヴィッド・ボウイだろう。 大島弓子、木原敏江、山岸凉子らの70年代の作品には明らかにボウイが元ネタの脇キャラが多数登場する。 佐藤史…
わりとB級アイドルという存在が好きだ。 アイドルというのは「多くのヒトに愛される要素」を集めて売り出す商品のはず。それで、売れなかったってことは「ヒトに愛される要素」を売り出す側が読み間違えてたってことで。どこでどう間違えたのかを考えるとす…
尾崎豊と斉藤由貴の不倫が話題になった時(たしか1991年)、斉藤由貴が記者会見で発した言葉が印象的だった。 「彼と私は同志」。 いや耳を疑いましたよ。90年代になって「同志」って言葉聞くと思わなかったんで。 同志とは、「こころざしを同じくする仲間」…
中森明夫の「東京トンガリキッズ」という短編集の中に「たそがれにグッド・モーニング」という一編がある。 登校拒否で一日中自室にひきこもってる「ボク」。 昼夜逆転してるから「夕やけニャンニャン」が「めざましテレビ」になってんの。 んで「やっぱり新…
筒井康隆の短編に「おれに関する噂」というのがある。 ごく普通の、一般人の会社員の私生活がいきなりマスメディアの報道の対象になる話。 今日は何を食ったか、何時に退社したか、どの女に何と言って声をかけたか、などのごく普通の日常生活がいちいちメデ…
最近のお子さんに多いと話題のキラキラネーム(別名DQNネーム)。 「本気と書いてマジと読む」ようなアレです。 あの漢字の当て字は実は「万葉仮名」と構造は同じだったりする。 漢字は表意文字なのだが、日本人は古代から漢字の本来の意味を無視して音だ…
松田聖子がこないだ再々婚して話題になったが。 松田聖子がなんかやらかすたびに思うことは「TV局は何で新宿二丁目に取材に行かんのか」である。 そのへんのオバチャンに「聖子ちゃん、また再婚?ええ〜っ」とか言わせる絵を撮って何が楽しい。 「一般人の無…
洋楽である。外タレである。 基本的に邦楽オンリーで行こうと思ってたのだが、ニューロマのことを書いたらデュランデュランのことも書いておきたくなった。 まあいいや、これも当時は一応アイドル枠だから。 デュランデュランは80年代に日本で女子からアイド…
「硬派な男子」に弱い女子は多い。 やっぱ男は、男っぽくて信念があってシブくて、グイグイ引っ張ってってくれないと!ってやつ。 ジャニーズ事務所が王子様路線(トシちゃん)と硬派路線(マッチ)を同時に打ち出していたのもそういうニーズに応えるためだ…
お若い方はご存知ないだろうが、男闘呼組というのは80年代中盤にジャニーズ事務所から「ロックバンド」としてデビューしたエアバンドのことである。 エアバンドとはライブ中にピックを投げてもピッキング音が出るという特殊テクニックを駆使するバンドのこと…
「ALLAN(アラン)」という雑誌をご存知の貴女は私と同世代であるだけでなく、かなりヤバい業を背負った女性だ。 「ALLAN」は元々はアニパロ雑誌「月刊OUT」の増刊号だった。 「June(ジュネ)」と並んで「女性向け耽美雑誌」とか呼ばれていた「…
【ぷっつん】 プッツン(ぷっつん) - 日本語俗語辞書) ぷっつんとは張り詰めた糸が切れるさまを表す言葉だが、これを脳の血管が切れる音(脳の回線が切れる音)として捉え、我慢の限界を超え、正常な判断や正常な行動が出来なくなるさまを表す言葉として使…
一応シブがき隊世代だ。 高校の時、クラスで「シブがき隊の誰が一番好きか」投票やってて、「興味ないし誰が誰かも見分けがつかね」と拒否しようと思ったが、「拒否でもしようものなら女子ではないとみなす!」という雰囲気があって怖かったので、一番投票数…
田原俊彦の登場はエポック・メイキングだった。 歌手デビューは1980年。 デビュー曲「哀愁でいと」は、いきなりオリコン初登場8位を記録した。 「デビュー曲が初登場でオリコンベストテン入り」は、今でこそ特筆すべき事柄ではないが当時としては異例のこと…