前世紀遺跡探訪<80s-バブル終焉>

80年代~バブル文化圏終焉(実質的なバブル崩壊は91年だが、バブルの延長的な空気が即終了したわけではないので90年代前半までとりあえずバブル文化圏と仮定しとく)の音楽や音楽をとりまく事象について、あれこれと。

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

松田聖子 - DANCING SHOES (1985)

松田聖子がこないだ再々婚して話題になったが。 松田聖子がなんかやらかすたびに思うことは「TV局は何で新宿二丁目に取材に行かんのか」である。 そのへんのオバチャンに「聖子ちゃん、また再婚?ええ〜っ」とか言わせる絵を撮って何が楽しい。 「一般人の無…

Duran Duran - RIO (1982)

洋楽である。外タレである。 基本的に邦楽オンリーで行こうと思ってたのだが、ニューロマのことを書いたらデュランデュランのことも書いておきたくなった。 まあいいや、これも当時は一応アイドル枠だから。 デュランデュランは80年代に日本で女子からアイド…

一世風靡SEPIA - 前略、道の上より(1984)

「硬派な男子」に弱い女子は多い。 やっぱ男は、男っぽくて信念があってシブくて、グイグイ引っ張ってってくれないと!ってやつ。 ジャニーズ事務所が王子様路線(トシちゃん)と硬派路線(マッチ)を同時に打ち出していたのもそういうニーズに応えるためだ…

男闘呼組 - ロックよ、静かに流れよ (1988)

お若い方はご存知ないだろうが、男闘呼組というのは80年代中盤にジャニーズ事務所から「ロックバンド」としてデビューしたエアバンドのことである。 エアバンドとはライブ中にピックを投げてもピッキング音が出るという特殊テクニックを駆使するバンドのこと…

本田恭章 - 0909させて (1982)

「ALLAN(アラン)」という雑誌をご存知の貴女は私と同世代であるだけでなく、かなりヤバい業を背負った女性だ。 「ALLAN」は元々はアニパロ雑誌「月刊OUT」の増刊号だった。 「June(ジュネ)」と並んで「女性向け耽美雑誌」とか呼ばれていた「…

80年代用語「プッツン」 (1986)

【ぷっつん】 プッツン(ぷっつん) - 日本語俗語辞書) ぷっつんとは張り詰めた糸が切れるさまを表す言葉だが、これを脳の血管が切れる音(脳の回線が切れる音)として捉え、我慢の限界を超え、正常な判断や正常な行動が出来なくなるさまを表す言葉として使…

シブがき隊 - NAI・NAI 16(1982)

一応シブがき隊世代だ。 高校の時、クラスで「シブがき隊の誰が一番好きか」投票やってて、「興味ないし誰が誰かも見分けがつかね」と拒否しようと思ったが、「拒否でもしようものなら女子ではないとみなす!」という雰囲気があって怖かったので、一番投票数…

田原俊彦 - ブギ浮ぎI LOVE YOU (1981)

田原俊彦の登場はエポック・メイキングだった。 歌手デビューは1980年。 デビュー曲「哀愁でいと」は、いきなりオリコン初登場8位を記録した。 「デビュー曲が初登場でオリコンベストテン入り」は、今でこそ特筆すべき事柄ではないが当時としては異例のこと…

田原俊彦と1980年代という時代 はじめに。

Youtubeなどで80年代某ロック歌手の音源を聴くと結構驚く。 いやあ、今聞くとなかなか壊滅的な歌唱力で。 実も蓋も無い言い方すると「音痴」。 不思議と80年代当時はその人を音痴だという人はいなかった。 自分も特に、当時その人を音痴だと思った記憶が無い…